ビットコイン・イーサリアムETF、10月12〜16日の週に合計5億4900万ドルの純流出
米国の現物型暗号資産ETFはまた厳しい一週間となった。投資家がビットコインとイーサリアムの運用商品から資金を引き上げた。10月12日〜16日(米国東部時間)の週次資金フローによると、現物型ビットコインETFの純流出額は2億2900万ドル。ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)が1億6500万ドルの純流出で突出し、ビットコインETFカテゴリー全体の週次純流出額の約72%を占めた。大型商品がカテゴリー全体の資金フローを左右する構図が浮き彫りになった。
純流出とは、5営業日の取引期間中に解約が新規流入を上回ったことを意味する。カテゴリー全体が流出でも、個別ファンドがすべて売られているわけではない。資金を集めるファンドもあり得る。
【イーサリアムETF、3週連続で3億2000万ドルの流出】
イーサリアム商品の流出はさらに大きい。現物型イーサリアムETFの同期間の純流出額は3億2000万ドルで、3週連続の純流出となった。イーサリアム関連ファンドへの需要が引き続き圧迫されていることを示す。
【現物ETFフロー:10月12日〜16日(米国東部時間)】
ビットコイン現物ETF 2億2900万ドル/ブラックロックIBIT 1億6500万ドル/イーサリアム現物ETF 3億2000万ドル/ビットコイン・イーサリアム合計 5億4900万ドル。IBITの金額はビットコインETFの流出総額に含まれる。両カテゴリーを合わせた純流出額は約5億4900万ドルに達し、流出の大半はイーサリアムが占めた。
【ビットコインETFの流出が示すもの】
週次のビットコインETF流出は、暗号資産関連商品に対する投資家の慎重な姿勢を改めて示すものだ。現物ETFは伝統的な証券市場を通じてデジタル資産に投資する手段であり、日次・週次の資金フローは規制下の商品を利用する投資家の需要を示す指標として注視されている。
ETFからの資金流出は、ビットコインやイーサリアムの市場価格の下落と同義ではない。価格は現物市場の取引、デリバティブの動向、流動性、マクロ経済の変化など多くの要因で動く。1週間の流出だけで長期的な弱気トレンドが確定するわけではない。
それでも、イーサリアムの3週連続流出は、機関投資家の需要を追うアナリストの注目を集めそうだ。ビットコインETFのフローがプラスに戻るか、イーサリアムの流出がどこで止まるかが焦点となる。現時点で、10月12日〜16日にビットコインとイーサリアムのETFから合計5億4900万ドルが流出したことになり、両カテゴリーにとって厳しい一週間だった。(Wu Blockchain、10月19日付投稿より)