ビットコイン現物ETFと金ETF、週間で資金流入計70億ドル ブラックロック"IBIT"が牽引

AI マーケットサマリー
ビットコインと金のETFへの合算資金流入が、週次で報告上$7Bの過去最高を記録し、米国の現物ビットコインETFは8月26日にBlackRockのIBITが主導して約$232Mを追加した。IBITの年初来(YTD)の資金フローがプラスに転じたことは、以前の流出後に機関投資家需要が再び強まっていることを示唆する。BlackRockがBTCからETFへの転換の最低額を$25Mから$1Mに引き下げたことでアクセスが広がり、自己保管から規制された商品への移行を加速させる可能性があり、短期的な流動性とポジショニングを支える。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+1.67%
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▲ 強気
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ビットコイン現物ETFへの資金流入が続いている。直近8営業日で累計28億ドル超の資金が流入した。金ETFも同様に資金を集め、流入額は33億ドル。金価格が過去1カ月で12%上昇する中、機関投資家の資金が金と"デジタルゴールド"とされるビットコインの双方に向かっている。 ブルームバーグのETFシニアストラテジスト、エリック・バルチュナス氏によれば、過去1週間(5日間)で金ETFとビットコインETFの合計流入額は70億ドルに達し、5日ベースでは記録的な規模となった。投資テーマは人工知能(AI)から、通貨の価値希薄化に備える"デベースメント・トレード"へと関心が移りつつあるという。 個別ファンドでは、金ETF"GLD"とブラックロックのビットコイン現物ETF"iShares Bitcoin Trust(IBIT)"が週間流入額で上位10本に入った。バルチュナス氏は、IBITの年初来フローがプラスに転じた点にも触れ、5月の流出後の回復を示す動きだと指摘した。 Farside Investorsのデータでは、米国のビットコイン現物ETFは8月26日に純流入2億3,212万ドルを記録。IBITが2億76万ドルでトップとなり、同日IBITは2,559BTC(2億76万ドル相当)を積み増した。売買代金は19億ドルに達した。 他のETFでは、フィデリティの"FBTC"が2,559万ドル、ビットワイズの"BITB"が596万ドル、モルガン・スタンレーの"MSBT"が337万ドルの流入。グレースケールの"GBTC"は5,039万ドルの流出となった一方、同社の"Bitcoin Mini ETF"は4,683万ドルの流入を集めた。その他のETFは概ね資金フローが見られなかった。 また、ウォール街では大口保有者がBTCをETF持分へ移しやすくなる動きが進む。ブルームバーグによると、ブラックロックはIBITの現物ビットコインからETF持分への転換(コンバージョン)に必要な最低額を、従来の2,500万ドルから100万ドルへ引き下げた。暗号資産を自己保管するリスクへの警戒が高まる中、規制された投資商品へ移行しやすい環境を整える狙いがある。 ブラックロックはこれまでに約50億ドルの税繰延べ扱いとなるビットコインからETFへの転換を処理したとされ、アクセス拡大に伴いこの動きは増える見通しだ。同社デジタル資産責任者のロビー・ミッチニック氏は、誘拐事件やカストディ破綻といった事例が、保有者がビットコインをETFへ移す動機になり得ると述べた。 相場見通しでは、暗号資産アナリストのマイケル・バン・デ・ポッペ氏が、調整局面が続く中でもビットコインの大局的な市場構造は崩れていないとの見方を示した。サポート候補として7万6,400ドル〜7万7,100ドルを挙げ、このレンジを明確に割り込むと下落が深まる可能性があるとする。一方で、当面は広めのレンジでの持ち合い形成が進み、こうした保ち合いがアルトコインの次の上昇局面を生む余地になる可能性があるとした。