ビットコインが8.5万ドル突破、ベンジャミン・カウエン氏が弱気見通しを撤回 ショート清算が急増

AI マーケットサマリー
ビットコインが85,000ドルを上回ったことで、広く注目されていた弱気の見立てが無効化され、大規模なショートカバーが引き起こされた。24時間で約6.48億ドルのショート清算が発生し、建玉は1,560億ドルまで増加しており、リスク選好の再開を示唆している。この動きは、現物ビットコインETFへの資金流入(4.33億ドル)が報じられていることや、企業による追加購入(Strategy)によっても補強されている。短期的には、弱気のレバレッジが排除され、デリバティブの活動が再構築される中で、ポジショニングが変化している。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+7.25%
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▲ 強気
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暗号資産アナリストで「Into The Cryptoverse」創設者のベンジャミン・カウエン氏は、ビットコイン(BTC)が8万5,000ドルを上抜けたことを受け、自身の弱気見通しが誤りだったと認めた。BTCは1月以来の高値水準に達し、ショートに偏った投資家の手仕舞いを迫る展開となった。 カウエン氏は9月21日、自身の予想が外れたと明言し、弁解はしないと述べた。夏場を通じて維持してきた弱気シナリオは、今回の上抜けで否定された格好だ。 同氏の従来の分析は、過去のビットコインのサイクルパターンを重視する内容だった。9月8日時点では、サイクルの安値がまだ先にある確率を65%、すでに底打ちした確率を35%と見積もっていた。下値の重要水準として、実現価格(realized price)近辺の5万3,000ドルにも注目しており、市場がより深い調整局面に入れば試す可能性があるとしていた。 見立てにはミッドターム年の値動きも組み込まれており、2014年、2018年、2022年のパターンを参照。10月を新たなサイクル安値の候補時期と捉え、下押しシナリオの一部では4万4,000ドル方向への下落も想定していた。 実際には下落は続かず、BTCは回復基調を強めて8万ドル台を回復した後、8万5,000ドルを突破。これにより下落を見込んでいたポジションに強い圧力がかかった。 CoinGlassによると、24時間の暗号資産市場の清算総額は7億4,660万ドルで、このうちショート清算が6億4,790万ドルに達した。未決済建玉(open interest)も7.59%増の1,560億ドルとなり、弱気ポジションが巻き戻される局面でも新規資金の流入が続いたことを示した。 8万5,000ドル超えの動きは、機関投資家需要の強まりとも重なる。報道によれば、金曜日の現物ビットコインETFへの資金流入は4億3,300万ドル。さらにStrategyは先週、7,570万ドル相当のビットコインを追加購入し、保有量は約84万6,000BTCに達した。 ETF需要の拡大、デリバティブ市場の取引活発化、大規模なショート清算が重なり、数週間続いてきた回復局面に一段の勢いを与えている。