チャールズ・シュワブ、暗号資産の取扱いにソラナ・アバランチ・チェーンリンクを追加へ

チャールズ・シュワブは、今後数カ月以内に「Schwab Crypto」の取扱い銘柄としてSolana(SOL)、Avalanche(AVAX)、Chainlink(LINK)を追加する。現在の対象はビットコインとイーサで、今回の拡充で提供範囲を広げる。 同社によれば、拡充は顧客からの需要を踏まえたもの。リテール向けの現物暗号資産取引は2026年5月に開始し、当初はビットコインとイーサに限定していた。新たに3銘柄が加わることで、利用者は従来の証券口座の枠内で主要なブロックチェーン関連資産に直接アクセスできるようになる。 取引手数料は0.75%。資産のカストディはCharles Schwab Premier Bankが担い、約定・執行インフラはPaxosが提供する。開始日程の詳細は未公表で、導入は「今後数カ月」にわたって順次進む見通しだ。 シュワブは2026年6月30日時点で、証券口座数3,910万、顧客資産総額11.77兆ドルを抱える。利用は一部にとどまったとしても、SOL、AVAX、LINKにとっては伝統的投資家層への露出拡大につながり、流動性や認知度を押し上げる可能性がある。 発表を受け、市場は即座に反応した。SOLは24時間で11.6%超上昇し約107ドル、LINKは6.3%超高となり約11.90ドル。AVAXも4%超上げて約7.50ドル近辺で推移した。シュワブは今年、Solanaを主要スマートコントラクト基盤の一つとして分析しており、2026年3月時点でエコシステムの預かり資産(TVL)が約310億ドルに達していたと指摘している。 一方、提供地域には制限がある。Schwab Cryptoは米国で利用可能だが、ニューヨーク州とルイジアナ州は対象外。海外向けの提供も行っていない。同社は暗号資産の価格変動が極めて大きく、投資元本の全額を失う可能性がある点にも注意を促している。 シュワブはデジタル資産に慎重姿勢を保ちながらも、主流証券会社の枠組みの中で受け入れが進んでいることを示す形となった。暗号資産関連の調査・教育コンテンツの提供を続けるほか、ビットコイン、イーサ、ソラナへの先物によるエクスポージャーも提供している。今回の追加により、投資家は確立された金融機関を通じてブロックチェーン・エコシステムへの直接投資手段を増やすことになる。 同社は、規制面とリスク面の検討を前提に、将来的に取扱い資産をさらに追加する可能性も示している。