Hederaで約500万ドル規模の不正流出か、資金の一部はEthereumへ移送

AI マーケットサマリー
Hederaは、5Mドル超が流出し、その一部がLayerZero経由でEthereumにブリッジされたと報告されているエクスプロイトについて調査しており、問題はコアネットワークではなく、HederaベースのDeFiプロトコルおよびオラクル操作に起因する可能性があることを示す兆候がある。公式な開示が不足していることから、エコシステムのセキュリティとDeFiのリスク管理をめぐる短期的な不確実性が高まっている。HBARは、この事案が広まる中で過去24時間で軟化している。
影響度
● 中
影響を受ける資産
HBAR/USDT-1.18%
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▼ 弱気
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Hederaブロックチェーンで暗号資産が不正に流出した可能性が浮上し、被害額は少なくとも500万ドル超とみられている。オンチェーン調査を行う匿名アカウント"Specter"がXで最初に指摘し、流出資金の一部がすでにEthereumへブリッジされていると報告した。その後のオンチェーン情報では、損失が600万ドルを上回った可能性も示されている。 現時点の手掛かりでは、Hederaネットワーク自体ではなく、Hedera上の分散型金融(DeFi)プロトコルが攻撃を受けた可能性が高い。 流出資金はLayerZero経由でHederaからEthereumへ移されたとされ、攻撃者はWBTCをETHに交換しながらブリッジしているという。セキュリティ企業PeckShieldも事案を確認し、攻撃者がTornado Cashから1 ETHを受け取って資金を動かし始めたと指摘。現在、攻撃者は2360 ETH超と15.58 WBTCを保有しているとされる。 攻撃の手口や、Hedera上のどのプロトコルが影響を受けたかはまだ特定されていない。Hedera側からの公式な開示もなく、脆弱性への対応状況は不明だ。 一方、市場ではHedera上のDeFiプロトコル"Bonzo Finance"が関係しているとの観測が出ている。Bonzo側は、担保を上回る資産を借り入れられた事案を受けて"Bonzo Lend"を停止したと説明。第三者のオラクル契約を通じ、SAUCEトークンのHBAR建て価格が操作され、オラクルの検証プロセスの弱点を突かれたという。これにより約1006万ドルの損失が発生し、このうち100万ドル分はホワイトハッカーが資金保全のために借り入れたとされる。 HederaのネイティブトークンHBARは直近24時間で約6%下落し、0.067ドル前後で推移している。下落の主因が今回の報道かどうかは判然としない。 暗号資産業界では2026年に入ってハッキング件数が増加している一方、被害総額は縮小傾向にある。7月だけでも、BONK DAOがガバナンス攻撃で2000万ドルを失い、DeFiプロトコルSummer.fiも約600万ドルの被害が報告された。 TRM Labsによると、2026年上期のハッキングは207件と、半年間として過去最多を記録した。被害総額は9億7200万ドルで、2025年上期の23億ドルから50%以上減少している。被害の大半はDrift ProtocolとKelpDAOの2件に集中し、合計で5億7700万ドルを占めた。 手口別ではスマートコントラクトの悪用が全体の125件と最多で、小規模な攻撃が目立つ。1件あたりの平均被害額は約21万9000ドルまで低下した。専門家は、DeFiプロトコルやスマートコントラクト、トークン関連プロジェクトの増加が攻撃対象を広げ、脆弱性の"多発"につながっているとみている。