モルガン・スタンレー、最低水準0.14%のイーサリアム/ソラナETFを投入 ETHはステーキング収益も狙う
AI マーケットサマリー
モルガン・スタンレーは、過去最低水準となる0.14%の手数料で現物のイーサリアムおよびソラナETFを立ち上げ、証券会社を通じて主要暗号資産への規制下でのアクセスを拡大した。イーサリアムETFが、ETHの直接保有に加えてステーキング報酬を組み入れている点は注目に値し、許容される範囲で現物エクスポージャーと利回りを組み合わせることで、機関投資家の参加を広げる可能性がある。極めて競争力の高い価格設定は、暗号資産ETF全体での手数料引き下げ圧力を強め、ETHおよびSOLへのエクスポージャーに対する段階的な需要を下支えする可能性がある。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
ETH/USDT-0.53%
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▲ 強気
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モルガン・スタンレーは、イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)に連動する上場投資信託(ETF)を新たに設定した。両商品はいずれも運用管理費用(管理報酬)0.14%と、各カテゴリで過去最低水準のコストを掲げる。ウォール街大手としてデジタル資産分野での存在感を高めると同時に、投資家に規制下での暗号資産エクスポージャーを追加提供する。
シニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏によると、0.14%という水準はイーサリアムETF、ソラナETFの市場で最安値となる。各ファンドは上場時の発行済口数が5万口で、初期純資産は100万ドル超。投資家は暗号資産を直接購入せず、通常の証券口座を通じてアクセスでき、デジタルウォレットの管理や秘密鍵の保管といった負担を避けながら、市場への直接的な連動を得られる。
イーサリアムETFは、現物のETHを直接保有し、保有分の一部を用いたステーキングにより報酬獲得も狙う設計。提出書類によれば、ETHの価格変動を追いながら、ネットワークのステーキング収益を上乗せすることで追加リターンの可能性を提供する。デリバティブに依存せず現物を保有するため、スポット市場の動きをより正確に反映しやすい点も特徴で、価格追随のみに焦点を当てた従来型の商品との差別化となる。
ソラナETFも同様に、合成商品ではなく現物SOLを直接保有する。提出書類によると、CoinDesk Solana Benchmarkの清算レートに連動し、ソラナの市場パフォーマンスへのエクスポージャーを提供する。投資家はSOLの購入や保管を自ら行う必要がなく、既存の金融市場インフラを通じて規制下でアクセスできる。管理報酬0.14%は同カテゴリで最低水準となり、低コストで暗号資産投資を行いたい需要の取り込みを狙う。
今回の2本立ては、同社が最近導入したビットコインETFに続くラインアップ拡充で、規制に準拠した商品提供という方針を維持したまま、低コストと現物連動を前面に押し出した格好だ。主要金融機関の間で暗号資産ETFの競争が一段と激しくなっていることを示している。