ビットコイン、ブラックロックが"財政リスクのヘッジ"を強調 上値メドは8.3万ドル
AI マーケットサマリー
ブラックロックのデジタル資産部門責任者は、ビットコインを財政リスクに対するヘッジでありポートフォリオの分散手段だと位置づけ、現物ビットコインETFの資金流入が連続して続く中(純流入2億3,220万ドル;IBIT +2億80万ドル)、機関投資家のナラティブ支援を強化した。報告されたBTCとナスダックの相関低下は、直近の取引行動における一定のデカップリングを示唆している。BTCは8万1,000ドルを上回った後に7万9,000ドル近辺にあり、テクニカル構造の改善を背景に、8万3,000ドル前後の目先のレジスタンスに焦点を当てたポジショニングとなっている。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
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▲ 強気
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ブラックロックでデジタル資産部門を統括するロビー・ミッチニック氏は8月26日のインタビューで、債務拡大と財政赤字への懸念が、ビットコインをポートフォリオの分散投資手段として位置づける根拠を強めていると述べた。政府から独立した性格と供給量の希少性が株式とは異なる点だとし、株が軟調で債券市場が揺れる局面でも金と同様に上昇した場面があったと指摘した。
同氏は一方で、投機的な取引や高レバレッジの取引が増える局面では、ビットコインがリスク資産と同方向に動くこともあると認めた。分散効果の主張は長期的な要因に基づくもので、あらゆる市場急落からの防波堤になるという意味ではないとしている。
規制面では、ビットコインはすでに相応の受容が進んでいるとの見方を示した。提案中のCLARITY Actは、同氏の見立てでは分散型金融(DeFi)など他の暗号資産活動により重要で、追加的な明確化は既存の投資論拠を支えるというより上振れ要因になり得るとした。
市場の変化を示す材料として、Wintermuteのトレーダー、ジャスパー・デ・マーレ氏は、ビットコインとナスダックの相関が過去のピーク付近の約0.9から0.3近辺まで低下したと説明した。足元の連動性を測る指標であり、株式から恒久的に切り離されたことを意味するわけではないとも付け加えた。
資金フローでは、Farside Investorsによると、現物ビットコインETFは8月26日に純流入2億3,220万ドルを記録した。ブラックロックのIBITが2億80万ドル、フィデリティのFBTCが2,560万ドルの資金を集めた。これで各ファンド合計の純流入は8営業日連続となる。一方、グレースケールのGBTCは水曜日に5,040万ドルの流出となった。
価格面では、ビットコインは週内に一時8.1万ドルを上回った後、足元は7.9万ドル近辺で推移している。アナリストのTed氏は、BTCが200週指数移動平均(200W EMA)と「ブル・マーケット・サポート・バンド」という2つの注目水準を回復したとし、次の上値抵抗として8.3万ドルを挙げた。週足でこの水準を上回って引ければ、弱気相場の底入れを示すシグナルになり得るとの見立てだ。
デ・マーレ氏は直近の抵抗帯を8.0万〜8.1万ドルとし、先に8万1,200ドル付近で上値を抑えられた点を踏まえた。次の下値支持は7万ドル台半ばにあるとみている。
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