米XRP ETFに18億ドル流入、それでも推定評価損は3億7500万ドル

要約:米国のXRP ETFは2025年11月以降、純流入額が18億1000万ドルに達した。現在の資産残高は約15億ドル。推計モデルによる含み損は3億7550万ドルで、分析対象ポジションの21.3%に相当する。推定平均取得単価は1XRPあたり1.72ドルと、分析で用いた基準価格1.36ドルを上回っている。 米国のスポットXRP ETFには18億1000万ドルの純流入が積み上がったが、投資家は3億7550万ドルの含み損を抱えている計算になる。分析対象の5本のファンドが保有する資産は、10月20日時点のデータで約15億ドル。推計上の平均取得単価は1XRP=1.72ドルで、基準価格の1.36ドルを上回る。この差は推定21.3%の損失に相当する。2025年11月以降にこれらの商品へ資金が流れ込んだにもかかわらず、だ。 数値はETFの設定・解約とXRP価格の履歴に基づくモデルによる推計であり、実現損益や個々の投資家が実際に支払った価格を示すものではない。 ■5本すべてで推定含み損 推定損失が最大なのはカナリー・キャピタルのファンドで1億5260万ドル、平均取得単価は1.99ドル。フランクリン・テンプルトンが9750万ドル、ビットワイズが約9630万ドル、グレイスケールが2880万ドル、21シェアーズのTOXRは約10万7000ドルと続く。5本すべてで推定平均取得単価は分析の基準価格を上回った。もっともETFの受益権は投資家同士でも売買されるため、個々のリターンは大きく異なり得る。 ■流入額は現在の資産残高を上回る 純設定額は18億1000万ドルに達したが、現在の運用資産は約15億ドル。約3億1000万ドルの差は推定含み損3億7550万ドルとは一致しない。両者は異なる会計手法で算出されているためだ。 動きも鈍い。10月20日、分析対象ファンドの純設定・解約はゼロだった。それ以前は持続的な流入と、その後の解約が続いていた。 推定平均価格1.72ドルは、対象ポジションの回復力を測る目安にはなるが、確認されたテクニカル上の抵抗線ではない。XRPの取引所への入金は売り圧力を巡る懸念を呼んでいるが、取引所への移転は保有者が売却したことを意味しない。