米国ビットコイン現物ETF、8営業日連続の資金純流入 累計28億ドル

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは、純流入の連続を8日目に延長し、28億ドルを追加した。ブラックロックのIBITが主導し(フローの約72%)、けん引した。持続的な流入は現物需要の改善を示唆しており、BTCのモメンタム強化とも重なっているが、日次流入の減速は限界需要が冷えつつある可能性を示す。継続するGBTCの流出は、ETF複合体内におけるプロダクトの差別化とローテーションの継続を浮き彫りにしている。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
BTC/USDT+3.16%
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▲ 強気
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CoinDeskによると、米国のビットコイン現物ETFは8営業日連続で資金が純流入し、累計は28億ドルに達した。資金回帰を背景にビットコインは一時80,475ドルまで上昇した後、79,520ドル前後へ反落。モメンタムは強まりつつも、買い圧力が持続するかが焦点となっている。 Farside Investorsのデータでは、この連続流入局面でブラックロックのIBITが20.2億ドルを吸収し、総流入の約72%を占めた。一方、グレースケールのGBTCは流出基調が続き、水曜日だけで純流出は5,040万ドルとなった。 米国で現物ETFが上場して以降、商品間の資金動向の差は鮮明だ。市場全体の累計純流入は約547億ドル。IBITの累計流入は631億ドルに達する一方、GBTCは累計で276億ドルの純流出となっている。 足元では流入の連続は維持されているものの、日次の流入額は縮小。8月20日に606.3百万ドルのピークを付けて以降、日次流入は340百万ドルを上回っておらず、水曜日は232.2百万ドルと、今回の連続流入期間の中でも低い水準だった。 HashKeyのシニアリサーチャー、ティム・サン氏は、相場評価において日次ETFデータの影響を過大視すべきではないと指摘。2024年以降、ETFの資金フローとビットコイン価格には正の相関が見られるものの相関は弱く、短期の先行指標というよりトレンド確認の材料として有用だという。 同氏は、5営業日超の純流入継続は現物需要の持続的な回復を示すことが多く、より意味があるとも述べた。今回の流入はビットコインが60,000〜70,000ドルでのもみ合いを経た後に起きており、ETF経由の資金が現行の価格帯を受け入れつつあることを示唆する。 Algoz Technologiesで戦略・レベニュー統括を務めるスティーブン・ワンドケ氏は、直近1週間の取引高が900億ドルを超え、平均のおよそ2倍に拡大したと説明。うちビットコインは約400億ドルを占めた。80,000ドルを上回る局面では、損失を抱えていたポジションの解消と利確の売りが出やすく、次の上値抵抗として85,000ドルが意識される可能性が高いとしている。