肥料原料の高騰で米農家に戦争の影、価格上昇がコスト圧迫

世界大手のリン酸肥料メーカー、モザイク(Mosaic)は、ホルムズ海峡で硫黄の輸送が滞り、原料コストが製品価格を圧迫して採算が悪化している。原料費が販売価格の半分を占める状況が続き、同社は四半期で2.58億ドルの純損失を計上し、一部工場の減産を表明した。米国とイランは初期的な停戦合意に達したものの、航路の正常化には数カ月を要し、インフラ復旧は2028年までずれ込む可能性があるとされる。硫黄の供給逼迫は肥料生産コストと農業投入コストを押し上げ、関連株やエネルギー輸送網、下流の商品市場にも波及している。